のりまきぷーたろう

食べながら歩く行為が好きである。
特に、仕事帰りに、歩道橋の上で、
パンやらたい焼きやらをむしゃむしゃ食べながら帰るのが好きである。

ただ、食べながら歩くとなると、
それに適した食べ物は限られる。
片手で気軽に食べられるもので、
形状は長細いととても食べやすい。
例にあげるならば、チュロスのような形状である。

形状を一番に考えると、
食べ歩きに適した食べ物は実に限られる。
さらに、帰り道では甘いものでなく、
しょっぱいものがたべたくなる。
今のところ、私が行き着いた最適解は、
リトルマーメイドのトルティーヤチリである。

しかし、やはり日本人。
ここは米が食べたい。
小麦より米がたべたい。
間食でも米が食べたいのである。

でもおにぎりを歩きながら食べるのは結構難しい。お世辞にも気軽にとは言えない。
なにかないかなーとうすぼんやり考えて、
早3年。

ついにひらめきの時は来た。

私の脳裏に、
ほ そ ま き の四文字が浮かび上がったのである。

細巻き寿司。
これはいける。
片手で食べられるし、しょっぱい。
形状もチュロスとなんの遜色もない。
具を変えれば、かなりバリエーションもつけられる。

食べるときに、懸念される事項は2点。
まず、食べたときに、反対側の先端から米と具がもれないか。
これは先端にのりで蓋をする構造にしてしまえばいいであろう。構造的にやりようはたくさんある。

それから、海苔がしっかり噛みきれるかどうか。
しっとりとした海苔は意外に強度がある。
細巻きにかぶりついたものの、噛みきれないという歯がゆさは禁物。
これには、ひと口サイズの間隔で、キリトリ線を入れた海苔を使用することで対応したい。
キリトリ線を入れることで、噛みきりやすくなり、スニッカーズのCMのように、ぱくっと素早くひと口が食べられるようにしたい。

こう考えると、なかなか、我が細巻きは魅力的である。
もし飲み物を売るのであれば、迷わず日本茶にしたい。

お米と日本茶のファストフード、
誰かやってくれないかな。
勝算ないかな。

とりあえず、お店のキャラは考えてみた。
のりまきぷーたろーです。

もしこの夢がかなったら、
記念すべき1本目は、
梅きゅうかな。f:id:ariooo:20200405105520j:plain