知識のパトロン
暮らしの手帖
がなぜか突然郵送されてきた。
頼んでもないが、私宛なので、
びりびり開けると、
年間購読という、
まーむちゃんからの誕生日プレゼントであった。
まーむ女史、なかなかやるではないか。
粋ではないか。
暮らしの手帖もそうだが、
我がまーむは、
様々なおもしろいことを教えてくれる。
朝倉彫塑館の庭がいいよ、
パウルクレーの絵がいいよ、
自由学園明日館っていったことある?、
芹沢けいすけのカレンダー買っちゃった、
小三治の落語行ってきたよ、
などなど。
私が持つ文化の知識のかなりの部分は、
まーむちゃんから供給されてきた。
まーむは一番身近な知識のパトロンなのである。
また、まーむがせっせと図書館に通ってラインナップされる本棚は、なかなかに魅力的で、実家に帰る楽しみの一つになっている。
向田邦子や茨木のり子がどんな人なのか、
この本棚から学習した。
もちろん、興味のない本もたくさんあるが、
共通する興味の範囲が存在することは確かで、
いつも、ほほー!となる本があるのである。
知識のパトロン、なかなかいい響きである。
30歳になっても教わることはまだまだたくさんあり、家庭での教育は続くのである。
そう思うと30代もなかなか悪くないと、なんとなく思えてきたような、こないような。
やっぱりあと15年ぐらい20代でいたいと思うような。
ま、そこの葛藤はちょっと置いといて、
今度まーむに、プレゼントのお礼として、
ライアンゴズリングの良さとラララランドの素晴しさを力説してあげよう。
あー、近所にライアンゴズリング歩いてないかな~~